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「境界要素法」講習会のお知らせ
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土木学会応用力学委員会「計算力学×アルファ小員会」主催で,境界要素法の講習会を開催いたします.境界要素法は,無限領域を厳密に取り扱うことができるという特徴があり,開空間が対象となるような音響問題,波動伝搬問題などに多く用いられております.本講習会は,前半,境界要素法の基礎を京都大学吉川先生に講義していただき,後半,応用例として東京工業大学の丸山先生,松本先生に講義していただきます.
日時:3月11日
場所:オンライン開催(事前登録制)
参加登録
<土木学会イベントページ> https://www.jsce.or.jp/events
<講習会申込みページ> https://www.jsce.or.jp/events/form/532306
講習会内容
(1)10:30~12:00,13:00~14:00
講師:吉川仁(京都大学)
タイトル:境界要素法の基礎 -2次元Laplace方程式の境界値問題の境界要素解法-
内容:
偏微分方程式の数値解析手法の一つである境界要素法の特徴について説明する。2次元Laplace方程式に支配される境界値問題を用いて解の積分表現式、境界積分方程式を導く。また、境界積分方程式を数値的に解く手法である境界要素法についても説明する。
(2)14:15~15:15
講師:丸山泰蔵先生(東京工業大学)
タイトル:先進的超音波非破壊検査への境界要素法の応用例
内容:
超音波非破壊検査では検査対象物内部での弾性波の挙動の把握が必要であり,そのための数値シミュレーションとして波動解析に有効な境界要素法を応用した例を紹介する.非線形超音波,ガイド波を用いた先進的な超音波非破壊検査を解析対象例として取り上げる.
(3)15:30~16:30
講師:松本安弘先生(東京工業大学)
タイトル:波動散乱問題に対するBurton-Miller型境界積分方程式を用いた高速解法」
内容:
境界要素法の強みは周波数域の波動解析にある.その基礎をなすHelmholtz方程式を取り上げ,transmission問題と呼ばれる境界条件下での波動散乱場の高速解析法に関する最近の研究成果を紹介する.本発表では実数周波数における解析時に解の一意性が保証されるBurton-Miller型の境界積分方程式に注目し,境界値問題を反復解法で解く際の前処理法や,直接法で解く際の高速化手法とその並列化効率,得られた境界値を用いた領域内の解の高速評価法を論じる.
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