中部地区応用力学フォーラム「地震・津波災害へ備えるために~応用力学からのアプローチ,解析の現状と精度~」開催のご報告
- 主催
- 土木学会応用力学委員会
- 共催
- 名古屋工業大学高度防災工学センター,名城大学自然災害リスク軽減研究センター
- 日時
- 2014年 10月2日(木)13:20-17:00
- 会場
- 名城大学 サテライト(MSAT) 多目的室
<プログラム>
-
(1)
“京コンピュータを用いた地震の大規模シミュレーション”
東京大学地震研究所 市村 強 准教授 -
(2)
“津波解析技術の現状について”
名城大学 川崎 浩司 特任教授
(ハイドロソフト技術研究所・研究開発センター長) -
(3)
“防災シミュレーションにおけるバーチャルリアリティ技術を用いた可視化”
中央大学 樫山 和男 教授
<開催報告>
本フォーラムは,応用力学と防災との関わりを周知する機会として,中部地方に迫りくる南海トラフ巨大地震の想定に深く関わっている地震および津波の解析技術,ならびに,それらを分かりやすく伝える手段としての可視化・可聴化技術に関する勉強会という位置付けで実施いたしました.当日,市村先生からは,震災対策を進めるために必要な認識,地震工学における数値解析研究の位置づけ,地震・被害予測に関する数値解析技術の仕組み,現状などについてご講演いただきました.引き続き,川崎先生から,津波解析の基礎と発展技術,解析の現状,可視化,想定等に結果を用いるときの心構え等について,樫山先生からは,解析技術およびバーチャルリアリティの仕組みから可視化,可聴化技術の可能性についてご講演いただきました.フォーラムへは,官,学,民それぞれのお立場から多数の方にご参加いただき,熱心に聴講いただきました.また,各講演後に設けた質疑応答は,時間いっぱいまで活発に行われ,盛況に終えることができました.熱心にご講演いただいた先生方,ご参加いただいた皆様に,厚く御礼申し上げます.
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