土木学会応用力学委員会 APPLIED MECHANICS COMMITTEE,JSCE 公益社団法人 土木学会

西部地区応用力学フォーラム「地震等、自然災害シミュレーションの最前線と今後の計算科学の動向」開催のご報告

主催
土木学会応用力学委員会
日時
2019年11月26日(火)13:00-16:30
会場
九州大学伊都キャンパス 情報基盤研究開発センター 2F 203室
定員
36名

<プログラム>

  • 13:00~13:50

    多数の浮遊物を含んだ自由表面流れの GPUスパコンによる大規模シミュレーション
    講師:青木 尊之 氏(東京工業大学)

  • 13:50~14:40

    直接法と反復法のハイブリッド疎行列ソルバー : SLOR-PCR
    講師:小野 謙二 氏(九州大学)

  • 14:40~14:50

    休憩

  • 14:50~15:40

    力学モデルにもとづく大地震の準備・発生過程のシミュレーション
    講師:堀 高峰 氏(JAMSTEC)

  • 15:40~16:30

    大規模物理シミュレーションと人工知能の融合へ向けて~地震問題を例に~
    講師:市村 強 氏
    (東京大学 理化学研究所革新知能統合研究センター)

<開催報告>

近年,地震等の自然災害が多発しており,防災・減災の観点からも,大規模シミュレーション技術の開発は,我が国の最重要課題の一つとなっています。西部地区応用力学フォーラムでは,本研究分野をリードする4名の講師の方々をお招きし,大規模災害に対するシミュレーション事例を紹介いただくとともに,今後の計算科学の動向ついても講演いただきました。
精度の高いシミュレーション,計算の高速化のノウハウや大規模シミュレーションの現状など,貴重な話をしていただき,シミュレーション技術の今後のさらなる可能性を感じることができました。
各講演に対して,学会員が熱心に質問される様子が印象的でした。

フォーラムで講演された講師

講演に聞き入る学会員の様子

ご講演いただいた講師の先生方と記念撮影