土木学会応用力学委員会 APPLIED MECHANICS COMMITTEE,JSCE 公益社団法人 土木学会

関東地区応用力学フォーラム ~土木分野のV&Vに向けての実践的アプローチ~ 開催のご案内

主催
土木学会応用力学委員会
日時
平成28年12月22日(木)14:00~17:00
会場
土木学会 講堂(新宿区四谷一丁目 外濠公園内)
参加費
無料
参加登録

当日会場に直接お越しください.

CPD
2.7単位

<プログラム>

  • 14:00~14:05

    開会の挨拶

  • 14:05~14:55

    モデルV&Vとその実施例」 /櫻井英行(清水建設)

    <概要>
    V&Vには「モデリング&シミュレーションにおけるV&V(モデル V&V)」と「品質マネジメントにおけるV&V(品質V&V)」の二つの流れがあります.本講演では,両者の違いを概説した後,モデル V&Vの要点と考え方,そして,その簡単な事例を米国機械学会の出版物ASME-V&V10とASME-V&V10.1を参考にして解説します.

  • 14:55~15:05

    休憩(時間調整)

  • 15:05~15:55

    「創成解・近傍解による検証」 /山田貴博(横浜国立大学)

    <概要>
    V&Vにおいて,開発した解析コードにおける誤りの有無や性能の確認を行う検証(verification)は古典的理論解との比較で行われるのが一般的です.これに対して,解を人工的に創る創成解(Manufactured Solution)を適用すれば,古典的理論解が知られていない問題に対しても検証が可能となります.本講演では,創成解を用いた検証方法について分かり易く解説します.また,創成解をさらに発展させた近傍解の研究についても紹介します.

  • 15:55~16:05

    休憩(時間調整)

  • 16:05~16:55

    「地盤構造物の信頼性解析体系の構築 ~V&Vとの関連を中心として~」 /大竹 雄(新潟大学)

    <概要>
    本発表では,発表者が進めてきた,地盤構造物の信頼性解析法の内容を説明します.提案手法では,現場における地盤調査,観測に基づいて,対象構造物の信頼性を定量評価することに力点が置かれています.特に,本発表では,V&Vとの関連部分について,その特徴を述べます.

  • 16:55~17:00

    閉会の挨拶

<開催趣旨>

近年,数値シミュレーションの急速な拡大に伴い,その信頼性を評価するための方法論として, V&V(Verification & Validation,検証と妥当性確認)が注目されています. 土木分野では,材料の挙動が複雑なため,実験・数値解析ともに実施が困難であり, 結果のばらつきも大きく,課題が山積しています. そこで,皆さまと一緒に土木分野のV&Vについて考える機会として, V&Vに関して幅広い知見をお持ちの講師3名をお招きして, イブニングセミナーを開催することになりました. 土木分野におけるV&Vの課題や方向性に関して,活発な議論を行いたいと思います.

お問い合わせ

車谷麻緒(茨城大学 工学部)

e-mail
mao.kurumatani.jp@vc.ibaraki.ac.jp
Tel.
0294-38-5162
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