土木学会応用力学委員会 APPLIED MECHANICS COMMITTEE,JSCE 公益社団法人 土木学会

中部地区応用力学フォーラム 「河川堤防の浸透・越水時挙動の数値解析に関するフォーラム」開催案内

主催
土木学会応用力学委員会
日時
2023年3月8日(水)14:00-16:30
会場
オンライン(Zoom)
参加費
無料
参加登録

次のURLから申込画面へお進み頂き,事前に申込み下さい。
http://www.jsce.or.jp/event/
※開催年月日が「2023/03/08(水)」の箇所をご覧下さい。

定員
200名
CPD
2.0単位【認定番号:JSCE23-0054】
趣旨

豪雨時に河川堤防が崩壊する際は越水を伴うことが多く,その崩壊メカニズムの解明には,「土中(多孔質体中)の水の流れ」と「越流水の流体としての流れ」を同時に解析する必要があります。本フォーラムでは,浸透流と越流を同時に解析する手法に精通している二人の研究者をお招きし,最新の研究事例をご紹介頂きます。皆様,奮ってご参加下さい。

<プログラム>

  • 14:00-14:15

    開会・趣旨説明 (中部地区幹事 吉川高広)

  • 14:15-15:15

    Navier-Stokes/Darcy流の同時解析と水-土連成解析への課題

    講演者: 藤澤 和謙 氏 (京都大学大学院農学研究科)

    <講演概要> 洪水時の堤防決壊や津波による地盤災害などの現象において,水の流れ(または波)と土の変形・破壊とを別々に解析することが主流であるが,本講演では,上記のような純粋な流体領域を含む水の流れと土の変形との連成問題をコンシステントに解くための方法について考える。具体的には,粘性項を含むダルシーブリンクマン式を流体の支配方程式として,流体領域と浸透流の同時解析を行う。これを有限要素法による土の変形解析と連成することが有力な解析手段となるが,この場合,従来の定式法に変化が現れるとともに,数値的な不安定性が発生する。この問題に対する解決手段と解析結果に関する最新情報を紹介する。

  • 15:15-15:25

    休憩

  • 15:25-16:25

    越流、または浸透による堤体変形過程の数値シミュレーション例

    講演者: 音田 慎一郎 氏 (京都大学大学院工学研究科)

    <講演概要> 河川堤防の決壊は堤内地に甚大な被害をもたらすことから,既存堤防の安全性評価が重要である。そのためには,出水時における表面越流の非定常流れ,堤体中の浸透流の変化,堤体の地形変化を適切に予測できる数値解析モデルの構築が必要となる。本研究では,流れのモデルに3次元流体解析モデルを用い,土砂輸送モデルには河床変動解析で用いられる平衡,非平衡流砂モデルや弾塑性構成式による土の変形モデルを用い,流れのモデルと組み合わせ,数値解析モデルを構築した。本講演では,越流,または浸透による堤体変形過程に適用した数値シミュレーション例を紹介する。

  • 16:25-16:30

    閉会

<CPDへの登録について>

——— CPD受講証明の登録【締切:3/15(水)】———
CPD受講証明書は,以下のすべての要件を満たした方のみに発行致します。
要件1)行事参加の事前受付に登録された方
要件2)行事開始後から登録締切日までの間に以下の「CPD受講証明発行用アンケート」に正確に回答された方(事前にご連絡した受付番号をご用意の上,CPD受講証明発行用アンケートへご回答ください)

【注意事項】
(1) CPD受講証明の登録締切日は【3/15(水)】です。遅延は認められません。
(2) 受講証明書の様式は,「建設系CPD協議会」の「加盟団体主催CPD申請書・受講証明書」のみになります。
(3) 他団体へCPD単位を登録する場合は,その団体の登録ルールに則って行われます。単位が認定されるかどうかは,直接その団体にお問い合わせ下さい。
(4) 証明書は受講者名を明記したPDFファイルを3/29(水)頃までにメールで送信します。
・CPD受講証明発行用アンケートのURL:https://forms.gle/ZSjPBDJrcYhHtDci8

お問い合わせ

吉川 高広(名古屋大学大学院工学研究科土木工学専攻)

e-mail
yoshikawa.takahiro.d3(at)f.mail.nagoya-u.ac.jp(メールアドレスの(at)を@にご変更下さい)