土木学会応用力学委員会 APPLIED MECHANICS COMMITTEE,JSCE 公益社団法人 土木学会

2023年度 関西地区・応用力学フォーラム~データ科学を利用した災害予測~

主催
土木学会応用力学委員会関西地区フォーラム
日時
2023年12月18日(月)13:00~15:50
会場
オンライン開催(Zoom)のみ
参加費
無料
参加登録

参加は,以下の土木学会HPにて事前登録をお願いします.
https://www.jsce.or.jp/events/information
(「関西」や「応用力学」で検索すると出てきます.)

個別の参加登録HPは下記の通りです(〆切:12/14).
https://www.jsce.or.jp/events/form/532304

定員
200名
CPD
2.5単位(JSCE23- 1398)

<プログラム>

  • 13:00~13:05

    開会・趣旨説明:古川愛子(京都大学)

  • 13:05~13:55

    題目:移流現象に対する動的モード分解の拡張と気象予測への応用

    講師:宮本崇(山梨大学)

    概要:気象予測の高度化は現代においても主要な自然科学上の課題であり,近年のコンピュータの計算能力の向上とビッグデータの急速な発展に伴い従来の気象予測モデルの限界を克服するために新しいデータ駆動モデルの導入についての研究が始まっている.本講演では,現象の動力学的性質を観測データから解析するデータ科学的手法の1つである動的モード分解を,移流を伴う現象に対して適用するために数理的拡張を行い,気象予測に適用した結果を紹介する.

  • 13:55~14:45

    題目:非観測流域における降雨流出解析と気候変動下の洪水リスク評価

    講師:佐山 敬洋(京都大学防災研究所)

    概要:気候変動の影響が顕在化し,毎年のように豪雨災害が発生しています.中小河川まで含めると,わが国の河川の多くは依然として観測情報の限られた流域であり,洪水予測やリスク評価を実現するうえでは,物理的な原則に基づく降雨流出解析が不可欠です.本発表では全国の河川を対象にした分布型降雨流出モデルの開発と,アンサンブル気候変動予測情報を活用した洪水リスク評価の手法について,最近取り組んでいる研究を紹介します.

  • 14:45~14:55

    休憩

  • 14:55~15:45

    題目:地震の揺れを機械学習と物理モデルのハイブリッドで予測する

    講師:久保久彦(防災科学技術研究所)

    概要:地震による揺れの強さ,もしくはその時系列を予測する地震動予測は事前の地震ハザード評価や事中の緊急地震速報,事後の被害推定などにおいて活用されており,機械学習の適用が近年進んでいる.しかしながら根本的に不均衡な観測データを学習することによる予測モデルへの影響が懸念される.これへの対応として物理モデルとのハイブリッドや数値シミュレーションを用いたデータ拡張などが考えられ,本講演では前者についての講演者の取り組みを紹介する.

  • 15:45~15:50

    閉会:古川愛子(京都大学)

CPDへの登録について

— CPD受講証明の登録 【締切:2023/12/25(月)】 —
CPD用の受講証明書は、以下のすべての要件を満たした方のみに発行いたします.
要件1)本行事参加の事前受付に登録された方
要件2)行事聴講後から締切までの間に、以下のCPD受講証明発行用アンケートに、正確に回答された方 (参加登録後にご連絡した受付番号をご用意の上、CPD受講証明発行用アンケートへご回答ください)

【注意事項1】
CPD受講証明の登録の締切は【12/25(月)】です.遅延は認められません.
【注意事項2】
受講証明書の様式は、「建設系CPD協議会」の「加盟団体主催CPD申請書・受講証明書」のみになります.
【注意事項3】
他団体へCPD単位を登録する場合は、その団体の登録ルールに則って行われます.単位が認定されるかどうかは、直接その団体にお問い合わせください.
【注意事項4】
証明書は受講者のお名前を入れたPDFにして、1月22日頃までにメール配布いたします.

CPD受講証明発行用アンケート
https://forms.gle/f4b89LH4oe5EQkdy6