中部地区応用力学フォーラム 「地盤の3次元問題を解くために必要なことは何か?」開催案内
- 主催
- 土木学会応用力学委員会
- 日時
- 2026年3月10日(火)14:00-16:00
- 会場
- オンライン(Zoom)
- 参加費
- 無料
- 定員
- 200名
- 趣旨
地盤の3次元数値解析は,水平・鉛直方向に広範にわたる現象を対象とする場合,大規模な数値計算になります.これを実行するためには,適切な数値解析コードと計算資源が必要になります.さらに,解析環境が整ったとしても,限られた地盤調査結果から妥当性の高い3次元地盤モデルを構築できるかという点も検討する必要があります.本フォーラムでは,このような地盤の3次元問題を解く上で必要なことに深い知見を持つ2名の研究者をお招きし,ご講演いただきます.皆様,奮ってご参加下さい.
<プログラム>
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14:00-14:05
開会・趣旨説明
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14:05-14:55
地盤の大規模3次元地震シミュレーション手法開発の最近の動向
講演者: 藤田 航平 氏 (東京大学 地震研究所)
<講演概要> 本講演では,広域の3次元地盤モデルの地震応答を忠実に数値解析するために必要となる大規模解析について,近年の計算機の動向を踏まえつつ講演者らが取り組んでいる高速計算手法開発について紹介します.はじめに近年の並列計算機の動向について概説し,これに適した地盤の大規模動的有限要素解析手法の計算アルゴリズムと実装について説明します.ここでは,過去のシミュレーションデータや低精度演算を活用することで計算精度を担保しつつ計算を高速化したり,CPUとGPUの双方を使うアルゴリズムにより計算を高速化するといった手法開発について紹介します.
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14:55-15:05
休憩
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15:05-15:55
地盤の統計的3次元モデリングに関する最近の動向
講演者: 珠玖 隆行 氏 (東京都市大学 建築都市デザイン学部)
<講演概要> 本講演では,数少ない原位置の情報から地盤の3次元モデルを統計的に推定する方法について,最近の動向を踏まえつつ講演者らが取り組んでいる研究について紹介します.はじめに,地盤のモデリングにおいて中心的な役割を果たすベイズの定理を説明し,ベイズの定理によってどのように地盤のモデリング問題が解決されるかを解説します.また,地盤のモデリングは地盤物性の空間的ばらつきに着目したもの,土質・地質の空間分布に着目したものに分けて考えることができますが,それぞれの代表的な方法論についても整理します.地盤の3次元モデリングの方法論を詳細に説明するというよりも,統計的地盤モデリングの基本的な考え方を中心にお話しします.
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15:55-16:00
閉会
- お問い合わせ
吉川 高広(岐阜大学工学部社会基盤工学科)
- yoshikawa.takahiro.d3(at)f.gifu-u.ac.jp(メールアドレスの(at)を@にご変更下さい)
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