応用力学講演会 2019「災害現象に対する応用力学研究の展望」のご案内
応木学会応用力学委員会は分野横断型の委員会であり,異分野/異手法の研究者・技術者が集う多様な集団です. 本委員会では,様々な手法を有し,かつ,多数の専門分野の研究者が協働して,様々な未解明現象に積極的に挑戦することが可能です. 今回の議論の対象は,構造・水理・地盤・材料等各分野で扱っている研究課題のうち災害現象に対する研究です. 次々と迫りくる災害現象に対し,異分野の知見が必要な問題や複数分野にまたがって検討すべき力学的視点の問題について,各分野からこれまでの研究成果とともに議論したい課題を発表し,課題解決に向けた応用力学研究の展開を示す講演・パネルディスカッションを実施します. 特に,応用力学研究のあるべき姿を念頭に,災害現象に対する分野横断型課題を通して委員会の特徴を生かした取り組みの方向性を会場とともに議論できる機会となることを期待します. 本講演会の議論を踏まえ,応用力学委員会は,複数分野が関わる諸問題を解決する研究コミュニティのプラットホームとしての役割を担っていく予定です.
- 主催
- 土木学会応用力学委員会
- 協賛
- 2019年12月4日(水)15:00~18:00
- 場所
- 土木学会大会議室
- 参加費
- 無料
- 参加登録
学会HPにて事前登録をお願いします.空席があれば当日参加可
URL:https://www.jsce.or.jp/event/active/information.asp
- CPD
- 2.7単位(JSCE19-1410)
<プログラム>
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15:00〜15:05
開会挨拶
牛島 省(土木学会応用力学委員会委員長) -
15:05〜16:05
基調講演
辻本 哲郎(名古屋大学名誉教授)
「豪雨・洪水災害現象と災害対応 ~求められる力学的視点」 -
16:05〜17:05
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森口 周二(東北大学)
「2019年台風19号による宮城県丸森町の被害について」 -
杉原 裕司(九州大)
「災害現象の理解・評価に向けた流体力学・水理学の異分野融合」 -
松島 亘志(筑波大学)
「地形形成プロセス科学と連携した土砂災害・洪水災害軽減工学研究」 -
吉田 郁政(東京都市大)
「自然災害リスク評価と減災に向けての応用数理」 -
宮本 崇(山梨大)
「データ駆動型手法による災害対応の事例と今後:物理・力学モデルとの接点」 - 市村 強(東京大)
「物理シミュレーションと人工知能の融合-応用力学の可能性と災害軽減へ向けた展開-」
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17:15〜17:55
パネルディスカッション
- モデレータ
- 牛島省(京都大学),溝口敦子(名城大)
- パネラー
- 辻本哲郎,宮本崇,吉田郁政,松島亘志,森口周二,杉原裕司,市村強
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17:55〜18:00
閉会挨拶
溝口敦子(応用力学委員会幹事長)
- 参加申し込み
方法 土木学会HP「本部主催行事の参加申込ページ」よりお申し込みください.
- お問い合わせ
土木学会研究事業課・林 淳二
- j-hayashi@jsce.or.jp
- Tel.
- 03-3355-3559