応用力学講演会 2021 「水理学・水文学のボーダーレス化と次世代治水対策の可能性を探る!」開催のご報告
日時 会場
- 日時
- 令和3年12月13日(月)13:00-16:00
- 会場
Zoom オンライン開催
話題提供者
講演1「河川における水・土砂・流木動態とそのモデリング」木村一郎(富山大学教授)
講演2「降雨流出現象の物理的モデリングと日本全国の洪水予測」佐山敬洋(京都大学防災研准教授)
講演3「土砂生産,土砂流出,土砂・洪水氾濫」内田太郎(筑波大学准教授)
パネルディスカッション モデレータ 山上路生(京都大学准教授)
パネリスト
木村一郎(富山大学教授)
佐山敬洋(京都大学防災研准教授)
内田太郎(筑波大学准教授)
川村里実(寒地土木研究所 主任研究員)
横嶋 哲(静岡大学准教授)
開催報告
近年多発する豪雨災害の予測や対策は、水理学・流体力学を基礎とする物理的側面からのアプローチだけでは限界があり、気候変動や雨量・流出予測を担う水文学的アプローチとの連携が不可欠です。これらの学問は、コンピュータ技術や観測機器の発達とともに、実用化が進んでいます。社会的にも強い要請があり、今後の新展開が益々期待されています。一方で、水理学と水文学には大きなスケールギャップがあり、これが両者の学際的研究を阻んでいます。
本講演会では、流域治水に関わる河川水理学、土砂流出および水文学の専門家に最前線の研究状況を紹介いただき、激震化する水災害における重要課題の解決法や将来の展望について議論しました。さらに水理学・水文学のボーダーレス化の可能性と、そのような新しい試みが開拓する次世代の治水対策について討論し、分野横断的な知見の共有や新たなアイデアや技術の創出の可能性を促す機会になりました。
コンサルタント,大学関係者,官公庁の方々を中心に179名のご参加をいただき,盛況の内に閉会することができました.ご参加頂いた皆様には厚くお礼申し上げます.
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